59Takachiyo DEWASANSAN 純米吟醸生原酒 1.8L [1821]

ひらがなの「たかちよ」は、パインやピーチ、メロンやブドウをイメージしたフルーツをまるかじりしたような甘くジューシーな味わいのお酒が多く、また原料米や酸度・日本酒度などスペックは非公開とし、これまでの日本酒の固定観念に縛られることなく、自由に味わおう。に重きを置いているお酒です。

一方アルファベットのTakachiyo は、定番のアルファベットシリーズは全て、精米歩合59％（扁平精米）そして原料米やアルコール度数、日本酒度・酸度も公開、ひらがなシリーズに比べると、甘さひかえめで味わいに透明感があり洗練されたイメージ、食中酒としても楽しめるお酒になっています。

◆蔵元より
洋ナシや花梨のようなイメージです。
果実の中の蜜をいただいているようで、上品な甘さとややほろ苦さが同居しています。

◎試飲しました
澄んだキレイな色合い。香りは華やかで黄桃や洋ナシを思わせる。含むと甘ジューシーでほど良いボリューム感のある旨味がゆっくりと口中に広がります。コクはあるが重く無く、喉ごしもしっとりでキレも良い。そしてふくよかなコクと甘味の余韻を残します。たかちよの旨さ、美味しさ全開の味わいです。

このアルファベットシリーズの酵母は、全て1801号を使用しているのですが、1801酵母とは思えない品の良さ（甘くどくない）を感じます。これは、日本百名山「巻機山」の超軟水の伏流水を使用していることと、長らく新潟酒らしい淡麗辛口を仕込んできた時代のノウハウが仕込みに生きており、超フルーティーなお酒になりやすい1801酵母を使用しても、洗練された透明感のある綺麗なフルーティー感を表現出来るのだそうです。