ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ　ロモランタン・フリリューズ　2019 白 750ml [1861]

ナチュラルワイン界きっての巨匠！ロワールにおける最重要生産者。

　ティエリ・ピュズラはナチュラルワインが注目を浴び始めた初期の頃からトップの生産者として注目され続けている。日本のナチュラルワイン界の聖地であるレストラン「祥瑞」オーナー勝山氏が『下町のロマネコンティ』と評して一躍有名に。常に業界の先端を行くほど研究熱心で、近年はアンフォラやクヴェヴリでの仕込みに取り組んでいる。

　「ロモランタン・フリリューズ」はロワールの極一部で栽培されてきたロモランタンという品種を100％使用した極小量生産ワイン。葡萄の経歴は2/3がフラン・ピエ（接ぎ木無し）、1/3が100年を超えるヴィエーユ・ヴィーニュ（古木）。


◆テイスティングコメント
　梨、ライム、レモンコンフィ、西洋菩提樹、杉の木、レモンパイ、森林の香り。ワインはピュアかつみずみずしく透明感のあるダシのような上品なエキスがあり、チョーキーで繊細なミネラルとじわっと染み入るような酸がきれいに溶け込む！


◆ビンテージ情報
　2019年は、霜の被害により収量は70%減…。だが、ティエリ曰く、ブドウの品質的には収量が少なかった分、酸、ミネラル、糖全ての要素が均等に凝縮した当たり年とのこと。醸造面においては、発酵も順調。残糖はほとんどなく辛口に仕上がっている。

　出来上がったワインは、2018 年よりも辛口な分清涼感のあるピュアな味わいに仕上がっている！透明感のある旨味エキスと繊細でチョーキーなミネラルはまるで昆布ダシを飲んでいるみたいな体に染み入る優しさがあり、お寿司や天ぷらなどの和食と相性が良さそう！
　なお、ティエリ曰く、2019 年のフリリューズはワインのポテンシャルが高いので、すぐ飲む場合はカラフをするか、もしくは開けたてよりも翌日以降の方が香りと味わいがはっきりしてくるとのこと！