東鶴 純米生酒 Spring Sun 1.8L [1210]

◆蔵元より
今回発売するお酒は「春陽」というお米を使ったお酒です。このお米は元々、低タンパク質米として糖質制限のある食事用に開発されたものです。タンパク質が少ないうえに易消化性タンパク質（体内に消化されやすい）が少ないことで雑味が少ないお酒になると言われています。

香りも特徴的でライチのような果実香とフレッシュで爽やかな酸味があり、後味もスッキリしています。今年はとてもキレイに仕上がっており、ライチやマスカットの香りをさらに楽しんでもらえる味わいとなっております。

ラベルには多久にも所縁のある画家である北島治樹さんに「春陽」をイメージした抽象画を書き下ろしていただきました。

◎試飲しました（2023.2.24）
澄んだキレイな色合い。香りは爽やかでピンクグレープフルーツや洋ナシを思わせます。含むと爽快な酸味とみずみずしい透明感があり、イキイキした旨味がグングン広がる。ほんのり甘酸っぱさもあり味わいに幅を出しています。キレも良くスッと切れていき後口もスッキリです。

はじめて含んだ瞬間は、僅かにガス感があって「ハッ！」とするようなインパクトがあります。フレッシュな酸味や白ワインのような果実味もあり、新しい切り口ですが、美味しいです。

白ワインの葡萄品種の一つ「ソービニヨンブラン」に似たニュアンスも感じます。合わせるお料理も、オリーブオイルとレモンで味付けしたシーフードのカルパッチョやマリネ、レモンで風味付けした白身魚のホイル焼き等。また和食にも合わせやすく、寿司や天ぷら、焼き魚にはカボスやスダチを絞ってもよく合うと思います。

実はこの「春陽」というお米に目を付けたのは、当店でも扱っています奈良の倉本酒造さんです。その取り組みが少しずつ広がりを見せているようです。