天明 中取り零号 瑞穂黄金65 純米生酒 1.8L [1544]

2024収穫米【R６BY】新米新酒 第一弾　中取り零号 瑞穂黄金６５

◆蔵元より
黄金色に輝く、羽林の田圃。心躍るような稲穂の香り。今年もこの季節がやってきた。
今年、東北・福島で一番早く収穫された瑞穂黄金。触れると様々な情景や想いが蘇る。

震災直後、可能性を信じて決意と夢を誓った、真冬の休憩所。放射能検査の結果を待つ不安な気持ち。壊れかけの蔵での洗米。一本目のしぼれた酒の味わい。生まれ育った土地で酒を醸せる喜び。大切な仲間との時間。仲間との出会い、そして別れ。多くの方々に支えていただいている実感。書ききれないほど数々の思い出や気持ち、感謝など、色々なことが新しい造りを迎えるぼくらを優しく包み込んでくれる。

今年も新しい酒造りがはじまる。中取り零号という決意と僕らの未来を示すファンファーレとともに。

基本はずっと変わらない。初心を大切に。当たり前のことをしっかりこなし、造る僕らが自由に楽しんで造る。確実に過去の自分達を超えていく酒造り。そして、未来へ常にチャレンジを重ねる１１年目の酒造り。飲んでくださる皆様へ、支えてくださる皆様へ、生まれ育んでくれる愛する郷土へ、そして共に歩んでくれている仲間へ。感謝のハートを胸に、そして世界中で頑張っている方々に熱いエールをこめて。

中取り零号のテーマは　“僕らの誠”
まごころ、真実のこころ、誠意、誠実、至誠。ぼくらの酒造りに向かう気持ちや姿勢を、零号を通じて皆様にお届けできればと考えております。天明シリーズ最高酸度、一番の甘味、そして食米“瑞穂黄金”の旨味。それらのバランスをしっかりとりながら、天明らしい透明感を表現したいと思っています。零号は複数の仕込みから構成され、それぞれの仕込みは役割があります。酸担当、旨担当、甘担当。これらを全部でそろった時点でテイスティング。もっともいいブレンド比を見出します。

◎試飲しました（2024.11.2）
グラスに注ぐとぼんやりと濁っているのがわかります。香りはクリィーミーさとフレッシュな香りが混ざり合って立ち上がる。サワークリームやヨーグルトを思わせる香りも少し感じます。含むと爽やかな甘味、続いてジューシーな酸味が軽快に口中に広がります。新酒らしい初々しさに溢れ、優しい口当たりと相まって美味しいです。喉ごしもサラリと流れ落ち、ほど良い酸で引き締まり、爽快な余韻を残します。飲み飽きないバランスの良さを感じます、これはオススメです！