天明 bangeyamada 純米吟醸生 1.8L [5860]

『bangeyamada タカシ米 会津坂下産山田錦』

坂下山田とは！ 2005年秋、会津坂下町御池田(おいけだ)、弊社の鈴木孝教(現社長の父)実家の田圃にて、本人の手で育てられた『会津坂下産山田錦』、通称『タカシ米』。その『タカシ米』を100％使用し、当時は米自体の収量も少なく、限定流通で販売された『bangeyamada半熟生』。蔵出しになったのは２年の時を経て２００７年のことです。会津坂下町で酒米「山田錦」を育てるという、誰も成しえなかった初めての試み・チャレンジは、天明ファンの間では今や伝説となっています。

“hanjyuku nama”当時の名残りもありますが、お酒になるべく熱ストレスをかけない精製処理をする、現在の天明ブランドにおいてしぼりたて、生まれたての美しさを精製貯蔵管理で保った先にある、若々しい熟れ感・成熟前夜、ひと時の美しさ、移ろいゆく季節を無濾過本生によって織りなします。日本酒に流れる季節感を楽しんでいただきたく、“hanjyuku nama”という言葉を敢えて残しています。紛らわしさも重々承知しておりますので、周知に努めて参りたいと考えています。

◎試飲しました（2023.4）
澄んだキレイな色合い。香りは少しフローラルで黄桃やマスカットを思わせます。含むとフレッシュですが、しっとりまろやかでソフトな甘味が心地良く広がります。味の輪郭はハッキリしており、キレも良い。後口スッキリで余韻にもふくよかな旨味を残します。派手さはないが、品のある旨さです。