まんさくの花 純米大吟醸生 愛山酒 1.8L [1509]

◆蔵元より
R5BYの秋田県産米はとにかく溶けないので味が固めになる傾向がありますが、逆に雄町と愛山は昨年度が全く溶けずに、今年は標準くらいのようですね。愛山酒は昨年以上に米が溶け、よりふくよかで濃密な甘みがお愉しみいただける純米大吟醸に仕上がっています。

一般的に米が溶ける方が香りも高くなるので、吟醸香（カプロン酸エチル）も申し分なく出ています。愛山酒はなるべく甘味を出すように意識しています。出そうと思えばもっと甘くできるのですが、お酒としては今年くらいのバランスが丁度いいと思っています。

◎試飲しました
澄んだキレイな色合い。やや艶もあります。香りはしとやかでライチやスミレを思わせます。含むと上品な甘味とややボリューム感のある旨味、それをキレイな酸で包み込んでいるよう。口当たりはソフトでまろやか、少し長く含んでいると複雑味も感じます。喉ごしもしっとりで柔らかく滑らかに流れます。そして余韻に品の良い甘味を心地よく残します。